日航再建案固まる
日航が公的機関の 『企業再生支援機構』を活用し、政府の強い管理下で再建を目指すこととなった。機構は新たにデューデリを行った上で、公的資金による資本増強を検討する。国民の理解を得るためにも、機構の管理下で企業年金の大幅減額を始めとする痛むを伴うリストラを実施することが欠かせない。まずは資金繰りが悪化に対する歯止めが必要だ。
機構は、日航のデューデリをやり直し、主力銀行や政府との調整を進めながら再建計画の策定を監督する。日航の運行業務に支障がなく、収益を上げられる経営体質になるように指導・管理し、原則三年以内に再建を目指す。
日航再建で最大の焦点になるのが企業年金の大幅な減額が出来るかどうかだ。日航の制度は公的年金のほかに支給額を上乗せする独自の制度があり、30年以上勤務した退職者は月額平均で30ー40万円程度の支給を受けているようです。減額には従業員とOBの三分の二の同意を得る必要があるが、反対の意向は強く同意を得るのは困難な情勢だ。
専門家の意見も分かれている。私的整理の場合は債権放棄は債権者の合意が前提なため、強制減額は難しい。年金減額の立方措置も財産権の侵害の可能性もある。
また、一方では機構の支援を受けられず法的整理に以降してしまえば、従来通りの年金負担が出来なくなる。日航が経営再建を果たし安定運航を維持する公的メリットと財産権を保護するメリットはどちらがありますかというと、安定運航という公共性である。政府が経営支援の前提としている年金減額の立法化も、財産権の合理的制約として正当化出来るという意見もあるようだ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)






最近のコメント