代表監督にザッケローニ決定
なかなか決定しないでいた日本代表監督に元ユベントス監督のザッケローニの就任が決定した。ザッケローニはイタリア出身で、ウディネーゼの監督を皮切りに、ACミラン、ラツィオ、インテル、トリノなどセリエAのチームの監督を歴任した。
これまで代表監督は手近なところで話をまとめてきた。初のプロで外国人監督となったオフトも日本で指導経験あったし、ジーコ、オシムもしかり。トルシエは自国開催の監督に魅力を感じて自分で売り込んできた。
しかし、今回はなりたい人より、させたい人という信念から、欧州や南米の一線級の監督と直接交渉にあたったわけで、自由競争の争いに乗り出したわけだ。初めての経験なので、初めから上手くはいかず、当初はリーガエスパニョール系のペジャグリニやバルデベルデには断られたようだ。
代表監督の位置付けも非常に微妙ですね。カッペロのように年俸6億円の監督もいるが、油ののった監督は、クラブチームの監督となる。こうしておけば、最新のものから乗り遅れることはない。ましてや、野望のある監督なら日本代表監督となることは、こういう環境から放れて中心地でない極東の日本で監督するリスクは大きい。
こうした観点からザッケローニを見てみると、監督としてのピークは過ぎたのかなという気はする。戦術はイタリア人だから守備的な戦いをするのかと思うが、3トップの攻撃的な布陣を好むらしい。今の日本代表には必要なことかもしれない。
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