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2008年10月19日 (日)

第29節 神戸戦(10/18@埼スタ)

 とうとう来る時が来てしましましたね。浦和の戦い方がまるっきり否定され駄目だしをくったような敗戦でした。浦和のサッカーは、基本的には守備重視、守備を固めて攻撃は特定の個人に頼る。極力リスクを犯さない戦法なわけです。エメタツの頃は2人の爆発的なスピードに頼り、高い位置で相手ボールを奪い一気にゴールに襲いかかる。しかし、この戦法はスペースを消されてしまうと、とたんに失速。その弊害を埋めるべくワシントンをとったわけですが、ポンテのキープ力と合わせて、ワシントンのゴール前での存在は圧倒的でした。守備を固めて、攻撃は前の3人任せの個人能力重視でリスクを犯さない、見ていてワクワクしないが滅法勝負強い糞サッカーだったわけです。
 その方向性を修正すべくオジェックの監督起用だったと思いますが、新しい方向性を示すことができないうちに、結局勝てば勝つほどに今までの戦法に固執してしまい結局オジェック色は出せず、さらに悪いことに選手の固定起用で、ますます個人能力頼みになってしまった。去年までは、それで何とかなっていたが、そんな浦和のサッカーが何時までも通じるほど甘くない。
 特に今年はその特定の個人が闘莉王になってしまったことが迷走を極める遠因となってしまったことは皮肉だ。高原・エジミウソンとFWは取ったが、残念ながらワシントンのほどの絶対的な個人能力はなく、しかも2人をどう生かすかというチーム戦術も無し。2人も気の毒だったと思います。よって、闘莉王は本来の守備もさることながら、攻撃でも攻め上がらざるをえず、しかしその闘莉王の上がったスペースをつかれる。昨日の大久保からいわせると、浦和のDFはスカスカ、闘莉王が上がったあとのスペースが埋めきれていない。去年までだったら、啓太が必ずカバーしていたのだが、今年は啓太は調子が上がらず自分の仕事で手一杯で闘莉王のカバーまで手が回らない。神戸戦は、その浦和の弱点をつかれた完璧な敗戦だったと思う。後半ははぼ一方的な神戸ペースで、山岸のファイン・セーブ、ポストに救われねば4-0とかの大敗を喫していてもおかしくない内容だったと思います。

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スタメンは、
  ---高原--エジ---
  -----ポンテ----
  山田-細貝--啓太-平川
  --阿部-闘莉王-坪井-
  -----都築-----
 サブは、堤・堀之内・岡野・達也・梅崎・セル。主審は山西。闘莉王スタメン、山田は左サイドに回って平川がスタメン。

 前半から、神戸は攻守の切り替えが早くサイドで数的優位をつくられる。守備力を買われて左サイドに起用された山田でしたが、神戸の攻撃に山田サイドは炎上気味に。立ち上がり、大久保のクロスからレアンドロがきれいに合わせるが、山岸がファインセーブで逃れる。浦和も、山田へいい形でボールが回るが、中に切れ込むばかりで、しまには神戸に縦には絶対に突破しないと読まれ、中に切れ込んでは金南一にボールをさらわれるとさんな展開になる。
 神戸は攻守の切れ替えが早く、大久保にボールがよく集まりだす。大久保は2列目から盛んに前線に飛び出す、金南一から大久保のドフリーのヘッドは大久保がシュートミス。攻撃の質は浦和よりは全然良い。浦和はポンテにいいかたちでボールが入らないため、高原・エジミウソンは孤立状態。細貝が奮闘して積極的にゴール前まで顔をだす。浦和の攻撃は右サイドからの平川頼み。平川のアリークロスに、ニアで細貝がつぶれ中央でフリーのエジミウソンにボールがわたるが、エジミウソンのシュートはGK正面へ、跳ね返りを高原がシュートするがGKがキャッチ、これが、今日の浦和の唯一の見どころでしたね。あとは、ボールをキープしても有効なボールが前につながらない、足もとにつなげるだけでスペースにでる、裏をつく動きは全くないから、神戸のDF陣に余裕をもって対応されている感じです。

 後半に入っても、展開は変わらず、というか先に足が止まりだしのは浦和、前半目立った細貝も後半失速、啓太にいたってはどこにいるのか分からず、完全に消えていました。神戸は、サイド攻撃と大久保の2列目からのあがりで攻める。右サイドのクロスから大久保が2列目から駆け上がり、ゴール前でフリーになるが山岸がファインセーブで逃れる。大久保はクロスバー直撃のシュートを放つ。ほぼ、一方的に神戸に攻められる。神戸のシュートミスと山岸のセーブで何とかしのいでいる。高原→達也、山田→梅崎と攻撃的選手投入するが、なぜか空回り。達也、梅崎が再三左サイドから仕掛けるが中がエジミウソン一人ではモムーリ!o(゚Д゚)っ。そのエジミウソンもファーで待っていてもボールは飛んでこない。
 失点場面は、CKで闘莉王が上がった穴を突かれる。CKの跳ね返りが大久保へ、大久保は一旦ためをつくって前線のレアンドロへ。レアンドロは闘莉王の上がりをフォローしていた啓太をいとも簡単に振り切りゴールを決める。今期を象徴するような場面でしたね。闘莉王の上がりをつかれ、フォローするのが不調の啓太。啓太は本来ならば、こんなに簡単に振り切られる選手ではなく粘り強い守備をする選手だ。
 失点後は、お決まりのように闘莉王を上げてのパワープレーに出るが、結局肉弾戦となり、途中投入した梅崎・達也の特徴をいかすことが出来ず。

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 世界のサッカーの趨勢はいかにリスクをかけて攻撃をするかだと思います。浦和のように、攻めは特定個人に頼る戦力が確かにリスクは低いが得点をあげるチャンスも少なくなるし、見ていても退屈する。リスクをかけるのは、理解出来るが、DFの選手がリスクを負うのはどうかと思う。今年の浦和はそのキーマンが闘莉王になってしまっているが厳しいところだ。いみじくも大久保は言ったように、現状の浦和は闘莉王が上がったあとの浦和」DF陣は中央にスッポリと穴があいている。そこを突けばいいわけだ。守備重視の浦和の戦略はローリスク・ローリターンと言っていいでしょう。ところが、これは最近の趨勢に乗り遅れている。かといって、闘莉王を上げるのはハイリスク・ローリターンのように思える。闘莉王は南のサポに切れ、しまいには号泣する有様。闘莉王は足首を指さしていましたよね。チームの敗戦の責任は闘莉王が負うべきものではない。それは、こんな満身創痍の状態になりながら、そんな闘莉王を使い続ける指揮官です。闘莉王はは気の毒すぎる。

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 しかし、まだACLの戦いは残っているわけで、浦和の戦術は国内では覚えられて通用しなくなってきているが、案外アジアのチーム、特にトーナメントのような試合には有効な戦い方かもしれない。とにかく、ACLはまだ残っているわけだし、リーグ戦も厳しいながら可能性は残されており、優勝は無理としてもACLの出場権は確保してほしい。また、ケースによっては若手の抜擢(ACLでは山田直の起用の噂もある。)を検討してもいいのでないか。ただ、今年の責任は明らかにフロントにあると思います。去年は結果だけを見れば、ACLを制覇したし、それなり結果は出せたと思います。しかし、99%手中にしていたリーグ戦を逃したしたことを考慮すれば、今期はもっと違う戦略をあったのでは?私自身もオジェックの解任という意見には懐疑的でした。ゲルトも、オジェックのあとを引き継ぎそれなりの結果は出しましたが、現状では来期以降の展望が全く描けていないし、フンづまり状態です。であるなら、今シーズンの開幕前にオジェックを解任しておくのが良かったのか。まあ、それはあくまで結果論ですからね。個人能力では、浦和は他をチームを凌駕しているとおもいます。しかし、レギュラー陣は高齢化しています。また、ユースには期待できる人材がいる。こんなことを考えあわせると取るべき方向はおのずと定まってきます。Jの中にも、シャムスカとかオリベイラとかJを理解したいい監督いますよね。そういう監督を強奪するのもありかと。でも、ひとつ言いたいことは、またその場しのぎ的な発想で持って問題の先送りはしないで欲しい。ゲルトの罪は、その場凌ぎ連発で勝敗に拘るあまり、結局チームの進むべき方向性を見失ったこと。こんなその場凌ぎを続ければ、またあの暗黒の時代に逆戻りしてしまう。それだけは勘弁してほしい。

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コメント

本当にあきらめがついたそんな試合でした!ユースの選手を出してどこまで通じるか試してもらいたいくらいです。
ACLがこれでなくなれば、レッズの興行収入もガタ落ちになるので、社長も解雇でしょう!補強がことごとく上手くいかなかったし。
今は選手みんなも何をすべきか?わからなくなっていると思う。タレント揃いの選手に激しく陣頭指揮をとれる監督を据えないとレッズは変わらない。オシム氏に緊急手術してもらいたいものです。

投稿: さいもん | 2008年10月19日 (日) 15:57

厳しいオジェック駄目。あまあまのゲルト駄目。浦和の監督はカリスマ性必要。

投稿: ホイチョイ | 2008年10月21日 (火) 21:40

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